オステオパシーとは
オステオパシーは1874年アメリカ人医師A.T.スティルによって提唱された治療法であり、WHO(世界保健機関)でも医療として認められ、世界中に広がっています。
オステオパシーの哲学
オステオパシー医学とは哲学であり、科学であり、技術である。
- 哲学:健康時および病気時の身体の構造と機能の調和の概念。
- 科学:健康維持及び病気の予防、治療、緩和に関係する化学、物理、生物学。
- 技術:オステオパシー医学の全ての分野、専門におけるオステオパシー哲学、および科学の応用。
健康は人間が持つ自然の能力(免疫力、自然治癒力)を基礎としている。その能力によって、人間はその生活環境における有害な影響に対抗する事ができる。
さらに身体的、精神的な余裕を持たせる事により、日常生活の中の通常のストレスや、環境や活動の極端な変化によって起こる激しいストレスにも対処する事ができる。
病気は、この人間が持つ自然の能力(免疫力、自然治癒力)が減退する時、またはそれを上回る有害な環境に打ち負かされた時に起こる。
オステオパシー医学では多くの因子によってこの能力が損なわれるとし、そうした因子の中でも、筋骨格系の局所的な妨害や障害であると認識している。従って、オステオパシー医学とは免疫力および自然治癒力のもとになる全ての力を開放し、より良く機能させる事を目的としている。すなわち施術者は「患者の持つ病気」ではなく、「病気にかかっている患者」に対処するという、古代医学の考え方の正当性を認識する医学である。
4つの原則
- T. 身体は1つのユニットである。ひとりの人間とは、身体、心、および精神の単位である。
- U. 身体は自己調整、自己治癒、健康維持能力を持つ。
- V. 構造と機能は互いに関与し合っている。
- W. 合理的な治療は、身体の調和、自己治癒、および構造と機能の相互関係の基礎原理に基づいている。
OIA(オステオパシー国際連盟)のグローバルレポート日本語版
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